子宮体癌で疑陽性の確率とは?

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ここでは、「子宮体癌で疑陽性の確率」
についてお話します。

 

子宮体癌の検査結果のなかに
疑陽性というのがあります。

 

疑陽性とはどういうことなのでしょうか?

 

そのような診断を受けた場合、
どのくらいの確率で癌だと
判断されるのでしょうか?

 

そこで、今回は子宮体癌検診の
疑陽性の確率についてまとめました。

 

子宮体癌の疑陽性とは?

 

子宮体癌は陰性、疑陽性、陽性
の3段階に分けられます。

 

陰性は子宮内膜は正常なため
全く問題ありません。

 

疑陽性は気になる細胞があったため、
念のために再検査か精密検査をします。

 

陽性は癌の可能性が極めて高いか
癌細胞が見つかった状態です。

 

疑陽性か陽性と診断がでた場合は、
子宮内膜組織検査を行い診断をします。

 

子宮体癌と診断がついた後は、
CTやMRIなどの検査でリンパ節転移
や癌細胞の浸潤の程度を確認します。

 

疑陽性だったが子宮内膜組織検査の
結果癌細胞はなかった場合、

 

今後癌細胞へ変化する可能性が
ありますので定期検診で
経過観察していきます。

 

子宮体癌の疑陽性が癌である確率

 

疑陽性だから今後必ず
癌化するとは限りません。

 

子宮体癌の前癌状態と言われる
子宮内膜増殖症で疑陽性と診断されたり、

 

子宮内の炎症やその日子宮内膜が
厚かった時など子宮体癌とは関係なく
疑陽性と診断される場合もあります。

 

実際検査で疑陽性と診断を受けて、
子宮内膜組織検査の前に月経で

 

子宮内膜が剥がれたので陰性と
出た方もいます。

 

つまり、月経の影響により細胞診で
疑陽性と診断されやすく
なることがあります。

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さらに、疑陽性は子宮体癌の
クラス3と診断されますが、

 

その中で本当に癌が見つかるのは
約10%です。

 

残りの90%は子宮体癌では
なかったり前癌状態である
子宮内膜増殖症であることが多いです。

 

子宮体癌の症状として不正出血が
ありますが、もしその症状がなければ
ほぼ子宮体癌は発症していないといえます。

 

それでも、無症状の方のうち
1%未満が疑陽性と判定されます。

 

疑陽性と診断を受けても、
必ずしも癌であると判定された
わけではなく、

 

意外と癌では無かったということが
多いので、絶対癌だと心配する
必要はありません。

 

もし、本当に子宮体癌であった場合、
細胞診では全体の約5%が陰性と

 

診断され、約15%が疑陽性と
診断されます。

 

それでも次の子宮内膜組織検査で
子宮体癌かどうかははっきり
判定されます。

 

子宮体癌の予防

 

子宮体癌の予防として、
低用量のピルを内服するのが
効果的と言われています。

 

生理不順を放っておくと、
子宮内膜が増殖しやすくなり、
不正出血が出現しても気づきにくいです。

 

低用量のピルを内服し生理不順を
整えると子宮内膜が薄く保たれます。

 

10年ピルを内服すると2割程度
発症リスクが低下すると言われています。

 

このように、子宮体癌検診で疑陽性と
診断されても、今後本当に子宮体癌を
発症するとは限りません。

 

意外とほとんどの方が次の月経後に
再度検診すると陰性と出る方が多いです。

 

「陽性になったらどうしよう」

 

と心配するくらいなら、早めに検診して
安心しておいた方が精神衛生上良いです。

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